表現は「引き算」

「押してもダメなら引いてみな」

と、よく昔から言われますよね。

 

今日は恋愛の話、、、ではないですが、
コミュニケーションも同じことが言えて、
本当に伝えたかったら「引く」ことをした方がいいのです。

 

つまり、

たくさんのことを一度に言いすぎない

ということです。


わかりやすい伝え方を教える講座をすることもあり、
人が講師・プレゼンターを務める場面を目にすることがよくあります。

 

そんな時、ありがちなのは、
言いたいことを、事細かに、たくさん、長時間話すということです。

 

「まだまだお伝えしたいことがたくさんあります」等と言いながら。

 

一方、聞く側の集中力は長く続きません。

 

一度にたくさん話されるほど、記憶は薄れ、何がポイントなのかが不明になり、
結局印象に残らないということになってしまいがちです。
(私は研修で一度に話すのはせいぜい15分にしています)

 

伝えるという行為についての誤解は、
「自分が言いたいことを言う」機会
だと捉えられていることです。


そうではなく、日常会話とは違い、何か意図があって伝える時の本当の目的は、
相手の「行動変容」
のはずです。

 

・営業なら、お客さんが商品を買ってくれること。
・指導なら、部下や生徒が理解し、それを正しくやってくれること。
・地域活動なら、住民が参加・協力してくれること。

 

つまり、相手が変わってくれてナンボです。

 

相手が共感したり、驚いたり、納得して、自ら考え、何かをしたくなる。
そうなって初めて「伝わった」と言えます。


伝えるという行為を、
「相手が必要なことを受け取る」
機会だと、相手目線で考えた方が効果的になります。

 

そして、相手が受け取りやすくするのに必要なのは、
まだまだこれもあれも、と付け加える「足し算」ではなく、
言うべきことを絞り、メッセージを明確にして、無駄を捨てる

「引き算」

です。